
写真は、国内最速のスーパーコンピューターを開発した長崎大の浜田剛助教。 手で触れている小型の画像処理装置を大量につなげることで実現した。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
スパコン_超高速計算機といっても、やってること自体は、パソコンと同じでしょう。 ただ それが単一時間内の処理数がベラボウに多いだけのことですよね。
★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★
「スパコン開発で "ゴードン・ベル賞" 長崎大助教ら受賞 "国内最速" 安価で実現」(11月27日 西日本新聞) _ ※追加1へ
「スパコン:長崎大の浜田助教、3800万円 で日本一の速度達成 安くても作れ、事業仕分けにも一石?」(11月27日 毎日新聞) _ ※追加2へ
ウィキペディアから__スーパーコンピュータとは、内部の演算処理速度がその時代の一般的なコンピュータより極めて高速な計算機のこと (※追加3へ)。
★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★
とはいっても、やはり処理数が多くなると、大体において中央演算処理装置 (CPU) から熱が大量に発生しますから、CPU 冷やす冷房装置も巨大になります。 外見 (そとみ) ではコンピューターか冷蔵庫か、どっちか分からなくなります。
更に、それら CPU を何百 何千と並列に繋ぎますから、接続するケーブルというかワイヤーも膨大で、スパコンを設置してある床下は殆どワイヤーの束か "ソウメンの山" 状態です。
更に更に、スパコンを動かすソフトがなければ、ただのハードと冷房装置 ワイヤーの束ですから、最高効率のソフトが必要です。
市販ソフトはありませんから、ハードに見合った個別ソフトを、何万行か何十万行か それとも何百万行を試行錯誤で手づくりしなくてはなりません。
大概は既存の使えそうなソフトを参考に、何十人かで分担して書きあげ、スパコンを動かして不具合にぶつかったら その都度修正し、更にまた「動かしてみる」の繰り返しでしょう。
基本ソフトができたら、応用ソフトに取り組み、これもまた同じことの繰り返しを行うのでしょう。 かくして、何十回も繰り返し繰り返し ハードとソフトを少しずつ性能を上げていって、実用に堪えるものに仕上げるものと想像します。
1人ではとてもできないことで、何十人か100人を越えるチームワークで成し遂げる、一大プロジェクトの筈です。 記事のシステムは、 GPU を 760個 並列につなげ、国内最速の「地球シミュレータ2」を上回ったそうですから、早いことは事実でしょう。
しかし、それがどれほど実用的なのかどうかは、まだ分かりません。「天体物理学などの複雑な計算での活用が見込まれる」そうですから、期待しましょう。 有効なシステムだったかどうかはっきりするのに、また長い時間がかかるでしょう。
以上
※追加1_ 長崎大工学部の浜田剛助教 (35) のグループは26日、国内最速のスパコンを開発し、米電気電子学会の「ゴードン・ベル賞」(価格性能部門) を受賞したと発表した。 同賞はスパコン分野のノーベル賞といわれ、市販の画像処理装置 (GPU) を使って安価に高速計算を実現したのが受賞理由。 同部門の受賞は8年ぶりという。
政府の新年度予算概算要求の事業仕分けでは、次世代スパコン開発予算 (267億円) が大幅削減とされたばかり。 浜田助教は「高性能の計算機は重要だ」としながらも、巨費を投じた従来の開発方針について「素直にいいとは言えない。 方向性が逆」と述べ、低価格化が可能との見方を示した。
浜田助教らのスパコンは GPU を 760個 並列につなげたもの。 1秒間に 158兆回 の計算ができ、国内最速の「地球シミュレータ2」の同 122兆回 を上回ったという。
GPU を大量につなげられるプログラムの開発が成功のカギとなり、数百億円 規模が必要とされる開発費用を 3800万円 に抑えたという。 天体物理学などの複雑な計算での活用が見込まれる。
………………………………………………………
※追加2_ 東京・秋葉原でも売っている安価な材料を使ってスパコンを製作、演算速度日本一を達成した長崎大学の浜田剛助教らが、米国電気電子学会の「ゴードン・ベル賞」を受賞した。 政府の「事業仕分け」で次世代スパコンの事実上凍結方針が物議を醸しているが、受賞は安い予算でもスパコンを作れることを示した形で、議論に一石を投じそうだ。
同賞は、コンピューターについて世界で最も優れた性能を記録した研究者に与えられ「スパコンのノーベル賞」とも呼ばれる。 浜田助教は、横田理央・英ブリストル大研究員、似鳥 (にたどり) 啓吾・理化学研究所特別研究員との共同研究で受賞。 日本の研究機関の受賞は06年の理化学研究所以来3年ぶりという快挙だ。
浜田助教らは「スパコンは高額をかけて構築するのが主流。 全く逆の発想で挑戦しよう」と、ゲーム機などに使われ、秋葉原の電気街でも売られている、コンピューターグラフィックス向け中央演算処理装置 (GPU) を組み合わせたスパコン製作に挑戦した。
「何度もあきらめかけた」というが、3年かけて GPU 380基を並列に作動させることに成功。 メーカーからの購入分だけでは足りず、実際に秋葉原で GPU を調達した。 開発費は約 3800万円。 一般的には 10億〜100億円 ほどかかるというから、破格の安さだ。 そしてこのスパコンで、毎秒158兆回の計算ができる「演算速度日本一」を達成した。
26日の記者会見で事業仕分けについて問われた浜田助教は「計算機資源は科学技術の生命線。 スパコンをたくさん持っているかどうかは国力にもつながる」と指摘。 一方「高額をかける現在のやり方がいいとは言えない。 このスパコンなら、同じ金額で 10〜100倍 の計算機資源を得られる」と胸を張った。
………………………………………………………
※追加3_ 膨大な計算処理が目的であり、それを実現するための大規模なハードウェアやソフトウェアを備える。 有限要素法や境界要素法などに基づく 構造解析/気象予測/分子動力学/シミュレーション天文学/最適化問題、金融工学のような大規模数値解析に基づくシミュレーションに利用される。 計算機による大規模シミュレーションを前提とした科学は特に計算科学と呼ばれ、スーパーコンピュータの設計に大きい影響を与えている。
以上